料理が上手くなりたい!
そんな人に贈る料理上達法
私は人に物を教える事に楽しさを覚えるので、色々と段階的な教え方を持っています。
一応それも私の仕事なんですけど(笑)
飲食店を成功させるのも、食品小売り等を成功させるのも、料理が上達するのも実はモノマネが大事です。
といっても事業でマルパクリは嫌われる傾向にあるので、多少ひねりを加えて自分の商品として出すのが一般的です。
でも個人的な話だったら真似ても何も問題なし。
製作者側からするとむしろ真似てみろ的な感覚の人が多いです。
真似るってどう真似ればいいの?
まずスーパー等で「絶対買う」、「本当にこれが美味しい」と思った商品の原材料をしっかり見ます。
それ通りに作るだけで自分の知識になり、レシピになり、楽しさが出てきます。
実際に試してみる前に原材料のチェック
「麺つゆ」でチャレンジ
こちらの商品で真似をしてみよう。
まず原材料をチェックすると
しょうゆ(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖、食塩、砂糖、かつおぶしエキス、ふし(かつお、そうだかつお)、たん白加水分解物、醸造酢、魚介エキス、酵母エキス、デキストリン/調味料(アミノ酸等)、アルコール
と書かれている。ここでとても大事なポイント
ということで記載の材料の中で「しょうゆ」が一番多く使われており、アルコールが一番少ない。
という事が分かる。
訳分からない材料がある>_<??
そんな時はまず調べてみる。そしてそれがどのような働きをしているのかを理解する。
料理って技術だと思っている人が多いのですが、深めていくと化学です。化学反応の結果を口に入れているのが料理なんです。
少し脱線しましたが、
分かりにくそうなものとして、
ぶどう糖果糖液糖、たん白加水分解物、酵母エキス、デキストリンではないでしょうか?
ぶどう糖果糖液糖って?
サイトを見てなんとなくわかればいいです。全部理解しようとすると疲れますし料理不得意の人がこれをしっかり見ても辛いだけです。
要するに家庭にある代替品としては甘い物=オリゴ糖や砂糖で可能だと理解する。
たん白加水分解物って?
超簡単に言うと添加物ではなく食品としてコク・旨味を与えてくれるもの。
ということは家庭にある代用品は味の素になります。
デキストリンって?
いも類やとうもろこしなどの“でんぷん”を酵素で分解し、低分子化したものです。
と書いてありますがこれはもう家庭レベルでは必要ないほどの量のはずです。
酵母エキスとは
添加物じゃないのか?化学調味料じゃないか?と色々いわれている酵母エキスですが、
これも家庭の代用品は味の素です。
麺つゆの味見をする
そうしたらもう一度見返してみよう
しょうゆ(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖、食塩、砂糖、かつおぶしエキス、ふし(かつお、そうだかつお)、たん白加水分解物、醸造酢、魚介エキス、酵母エキス、デキストリン/調味料(アミノ酸等)、アルコール
- 麵つゆはほぼ醤油だから他のはそんなに入ってないと予想してみる。
醤油100ccとして ぶどう糖果糖液糖は砂糖で代用→砂糖30g 食塩→20g 鰹節13g 味の素7g 酢5g
この麺つゆを家でやるならこれぐらいだろうなー。とパッと出してみました。
- 考え方
ぶどう糖果糖液糖は砂糖で代用と書いたが塩の後に砂糖と書いてあったので、それもgに追加で考えた。
かつおぶしエキス、ふし、魚介エキスこの三種類は同類なので鰹節を少し多めに入れて対応。
たん白加水分解物、酵母エキスは味の素で代用、酢よりも多く入ってるので7g程度に
実際にパソコンの前から動いてなくこれを書いてます。使う醤油、使う砂糖の種類などで味は変わりますが、
おおよそ遠くない形で、この麺つゆが再現できます。
またレベルが上がり素材の味や素材が仕事する部分を理解すればアレンジも可能です。
私なら上記のレシピに昆布粉末や煮干し粉など入れて家庭用でも味わい深く仕上げます。
まとめ
まずはモノマネ。美味いと思ったものを真似て作る。
訳分からない名前の食材が入ってたら調べる。そして役割を理解する。
役割を理解したら代替品が何になるのかを考える。
原材料の最後の方にあって必要かな?と思うものは無視してもかまわない。
そこからは気になる材料を自分なりに入れて作れば、そのレシピはあなたの物。
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