初めて見た時はチャーシューが豚バラだったので安直に徳島ラーメンが全国展開したのかな?と思ったものですが、徳島ラーメンのジャンルではありません。
徳島ラーメンは生卵と豚バラ、スープが3種類との事ですので違うようです。
家で子ども達にラーメンを作る時も本気で作るんですが、その時のチャーシューは豚バラのスライスを使います。まず味が入りやすい。ニンニク・醤油・黒砂糖・オイスターでタレを作ってゆっくり火入れすると美味しい物が出来上がります。
脱線しましたが独自目線も交えながら探ります。
丸源ラーメンの誕生と初期の成長
創業当初から、丸源ラーメンは地元の人々に支持されるだけでなく、その独自のラーメンの味わいを求める顧客が増加しました。特に「熟成醤油肉そば」は、丸源ラーメンを代表するメニューとして知られ、甘辛い豚バラ肉と濃厚なスープの組み合わせが多くのファンを魅了しました。
丸源ラーメンは、2001年に株式会社物語コーポレーションによって設立されました。愛知県豊橋市に本社を構える物語コーポレーションは、外食産業におけるさまざまな業態を展開しており、丸源ラーメンもその一環として誕生しました。丸源ラーメンは、特に「熟成醤油ラーメン」と呼ばれる独自のラーメンで知られています。この醤油ラーメンは、スープの風味を引き立てる熟成方法を採用し、ラーメン業界に新たな風を吹き込みました。
物語コーポレーションは丸源ラーメンの他に、焼き肉キング、ゆず庵も手掛けています。10年ほど前の株価は1000円も行かない値段だったのが今年の2月に5250円の高値に到達。現在は3500円ほどで推移しています。焼き肉キングの好調・メディア戦略が上手くはまった結果なのかと思います。
ブランドの成長と全国展開
丸源ラーメンの人気は口コミで広がり、2000年代後半から全国展開が始まりました。物語コーポレーションは、その外食産業で培ったノウハウを活かし、丸源ラーメンの店舗数を急速に増やしました。特にショッピングモールやロードサイド店舗を中心に出店を進め、家族連れや多くの顧客層に支持される店舗づくりを行いました。
丸源ラーメンは、他のラーメンチェーンとは異なる「肉そば」というメニューで差別化を図り、さらに、「鉄板チャーハン」などのサイドメニューでも高い評価を得ています。これにより、ラーメンだけでなく、食事全体を楽しむことができる店舗として認知されるようになりました。
丸源ラーメンの特徴と成功の要因
丸源ラーメンの成功の要因は、その独自のメニューとサービスにあります。「熟成醤油肉そば」は、他にはない風味を持つスープと、丁寧に仕上げられたチャーシューが特徴で、ラーメンファンから高い評価を受けています。さらに、店舗ごとに異なる限定メニューや、季節限定のラーメンを提供することで、リピーターを増やす施策を展開しています。
また、丸源ラーメンはその価格設定にもこだわりを持っています。家族連れでも気軽に利用できる価格帯でありながら、品質に妥協しない方針を貫いています。これにより、多くの顧客が日常的に訪れるラーメン店として定着し、広範な顧客層を獲得することに成功しています。
「熟成醤油がえし!」って叫んだらカウンター系の必殺技になりそうですね。
公式HPを見ると、「千葉県産・岡山県産・小豆島産の異なる濃厚醤油をブレンドし、鶏・豚・宗田鰹節・香味野菜など20種類以上の食材を使い焦がさないように丹念に混ぜながら仕込み・・・・・。」と書いてます。何も知らない人が見たら、「おー!いっぱい入ってこだわってるなー!」って感じると思います。ラーメン屋からするとかなり異端なかえしの作り方だと思います。
昔ながらの中華そば系の醤油ダレはチャーシュー茹でたら醤油に漬けて置く。半日から1日後チャーシュー取り出し。ラーメンにはその醤油をタレとして使う。これが一般的です。また乾物系を醤油に入れてゆっくり火入れしてタレづくりすることもごく普通の話です。
もし鶏肉・豚肉を入れてタレを作るならその具材がもったいないので、絶対ラーメンに使用するんですよね。でもページを進めて見てみると豚バラは希少部位をさっと煮込む。と書いてある。またサイドメニューにほぐし肉系のメニューもない。肉はタレ用に仕込むだけで捨てるんでしょうか・・・・?鶏は鶏ガラの可能性もあるのでいいとして、豚肉は絶対に捨てる人はいないと思いますし。また味が付いた豚肉をスープ作りの材料として投入してすることもスープの塩分濃度ブレブレになるのであり得ないです。
またはポークジャーキー系のものまたは豚節、鶏節を使っているのか?これだとタレづくりの理にかなってるので、勝手にこれを使っているのだろうと自己解決しました。 何が言いたいかというとタレに生物を入れると足が早くなる。(悪くなりやすい)のであまりやる人はいないと言う事です。
地域密着型の経営戦略とグローバル展開
丸源ラーメンは、地域密着型の経営戦略を採用しており、各店舗が地域のニーズに合わせたサービスを提供することを重視しています。この戦略により、地元住民との強い絆を築き上げ、地域ごとの特色を生かした店舗運営を行っています。これが、丸源ラーメンが日本全国で成功を収めている大きな要因の一つです。
さらに、丸源ラーメンは海外進出にも力を入れています。アジアを中心に、世界中で日本食ブームが起きている中、丸源ラーメンもその波に乗り、海外市場に挑戦しています。特に、東南アジアやアメリカでは、日本のラーメン文化が急速に広まっており、丸源ラーメンもその一翼を担っています。
丸源ラーメンの現在と未来への展望
現在、丸源ラーメンは日本国内外で多数の店舗を展開しており、その人気は衰えることを知りません。物語コーポレーションの経営方針として、今後も品質の維持と新たなメニュー開発に力を入れ、さらなる成長を目指しています。
未来に向けて、丸源ラーメンはさらに多様なニーズに応えるため、新たな業態やサービスの展開を模索しています。これには、デジタル化を取り入れた注文システムの導入や、環境に配慮したサステナビリティへの取り組みも含まれています。丸源ラーメンは、時代の変化に対応しながら、ラーメン業界のリーダーとしての地位を強化し続けるでしょう。
まとめ
丸源ラーメンは、その創業から現在に至るまで、一貫して「味」と「顧客満足」にこだわり続けてきました。その結果、ラーメン業界において確固たる地位を築き、多くのファンに愛されるブランドとなっています。今後も、日本国内外でさらに成長を遂げ、多くの人々にその魅力を伝え続けることでしょう。
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