ふとコンビニに行くと山積みになっていた特上シリーズ。以前は特上カレーを買ったことはあるのだがそこまで「お!」という感覚は無かったので、スルーしていたのですが、今回なんと「松茸香る」なんて言葉が書かれてしまっているのだから気になってしょうがない。昼飯を食べてから数時間しかたっていないのだが思わず購入。
ラーメン屋の視点からお伝えしていこう。
実食!松茸香る特上カップヌードル
開けてみる(お湯を入れる前)
↑メンマみたいなものが松茸??
いつも通りのトッピング内容か?と思わせる見た目。するとメンマのような細長い物が?!
これ松茸?!だとしたらさすが日清の特上!という本気ぶりを感じた。(正体は後に紹介)
でも香りはいつも通りの日清カップヌードル。何が違うのか・・・?
お湯を入れてみた
これはメンマではない!絶対松茸でしょ!と言わんばかりに松茸のようなものが主張している!
そして心なしかトッピングは少し多いような気がする。だってこんなにネギ入ってないような気がするんだけど、気のせいでしょうか?
香り役は別袋でスタンバイ
松茸風味オイルとをはっきり読んだ瞬間に、テンションが少し下がってしまったことをお伝えしたい。
ラーメンとして出す時、前面に出したい食材をスープに入れてしっかり出汁を取って味と香りを出す方法と、
前面に出したい食材の香味油を作って香りに振り切った形で味わってもらう方法の2つがあります。
[香味油について詳しく書いた記事は↓を参照]
前面に出したい食材をスープに入れる方法のメリット・デメリットは
メリット:食材の深みを感じる事が出来る、味と香りが一体となり〇〇ラーメンと言っても納得のいく仕上がりに。
デメリット:大量にスープに入れないと香りと味が出ない。「コストがかかる」
反対に、前面に出したい食材を香味油で作った場合。
メリット:香りが際立つ。味もそれっぽくなりやすい。「油に味と香りを移せばいいのでコストが安い」
デメリット:深みが足りない。スープに負けることが多い。
という形になります。
なので開封した時に香りがしなかったという事は、スープに「松茸」という物は入っていないのだろうという事です。同時に松茸か?!と言っていたのも、絶対違うと確信しました。
上記理由で、私は限定で〇〇ラーメンを作る時は必ずスープにも使い、香味油もその食材を使って作ります。そうすることによって、香り高く、味もしっかり感じれる、本当の意味での○○ラーメンが出せるからです。
松茸の香味油投入
お分かりいただけるだろうか?この色の濃さ。海老とかで香味油を作ったりすると、すぐこのような色になるのですが、キノコ系でこの色を出すまでやったという所に驚きです。
なめてみると松茸のしぼり汁のような感覚。ここはさすがに大企業の本気を感じました。「松茸は入れられない!だからこのオイルで松茸感を全開にしてやる!」という覚悟が見えますね。
私でもここまで出し切るのは難しいと思います。
食べてみた感想
忖度なしでいうと、松茸のオイルが日清カップヌードルに合わさると、針葉樹林特有の香り。「杉・松」のような香りが広がりすぎて辛かったです。松茸ではなくて、松の木を入れて食ってるような気分になりました。
4段目の左側の方に見えますかね?「味付きエリンギ」って。エリンギでした。最初のテンションかえしてほしいです。
まとめとカロリー表
味としては少し残念でした。やっぱりノーマルの方が一番いいなと思う内容でした。
しかし勘違いしてほしくない事が一つ。私はカップラーメンを素晴らしいものだと思っています。
日清や東洋水産、明星といえば大企業。一生懸命勉強して大学行ってようやく就職したという人が多いと思います。その高学歴の人たちが仕事としてカップラーメンの事を四六時中考えながら作ってるわけです。科学的な知識も用いて。
反対にラーメン屋の店主はどうでしょうか?そこまで高学歴な人は少ないでしょう。本当に高学歴なら違う仕事してるはずです。でも人生をかけて、手間をかけて商品を作っている部分があるから、カップラーメンには負けない味になるのだと思っています。
あと結構勉強になったりもするんですよね。カップラーメンって。「これを本気で作ってお店で出したら面白いだろうな」なんて結構思います。
よく見たら意外にタンパク質あるんですねw
では気になった物があればまた乗せていきます!
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